壊れゆくその悦楽
乱暴にベッドへと突き飛ばされ、私は慌てて起き上がろうとした。
ここは、闇の館。
昼間でもカーテンのひかれた薄暗いクラヴィスの寝室だ。
起き上がろうとした私を、クラヴィスが間髪居れずに再びベッドへと沈める。
「何を・・・!」
上から体重をかけられて、私の抵抗は難なく抑えられた。
身動きさえ出来ない。
けれど、何よりも・・・。
私を見るクラヴィスの目は冷たく、私の体は竦んで動かなくなる。
軽蔑の眼差し?それとも憎悪?
その判断もつかない、激しく冷たい瞳。
不意に、クラヴィスの手が、私の衣を破く。
「・・・っ!何を・・・!」
全身が赤く染まるのが手を取るように解った。
「何を?決まっているだろう?」
そう笑みさえ浮かべながら、クラヴィスが答える。
抑えられているために自由の利かない体。
本能的な恐怖に、それを必死に動かして抵抗する。
けれど、そんな抵抗は所詮僅かな物で。
クラヴィスは難なく、私の下着まで剥ぎ取った。
胸の突起を押しつぶすように愛撫される。
「っ・・・。」
痛みに、声が洩れた。
それでも、クラヴィスは執拗に胸の突起を弄り続ける。
わざと痛みを与えるかのように・・・。
じわりと目元に涙が浮かぶのがわかった。
けれど、泣く事はプライドが許さなかった。
やがて、胸への執拗な愛撫がやんだ。
否。
手でのそれから、下のそれへと変わったのだ。
敏感になった場所をざらつく舌が愛撫してゆく・・・。
「ャ・・・ぁぁ・・・っ・・・」
甘い声が思わず洩れる。
喉が仰け反る。
「・・・ぁ・・・ャ・・・。」
クラヴィスの愛撫は止まない。
嫌だと首を横に振り、声が洩れないように唇を噛む。
すると、不意に愛撫が止み唇にキスが落とされた。
まるで、噛むなというかのように、唇を舐められる。
けれど、ほっとしたのも束の間、クラヴィスが私自身を掴んだ。
「・・・っ・・・。」
思わず、息を呑んだ。
目を見開く。
それを握りながら、もう一方のクラヴィスの指が、あらぬ所へと入ってくる。
一瞬頭が真っ白になった。
恐怖に、体が起き上がろうともがく。
しかし、その試みは、クラヴィスの指が動かされた事によって中断された。
「ぁ・・・ぁ・・・・っ・・・。」
次第に、不思議な感覚が湧き上がる。
更に、握られたものにも穏やかな愛撫が加えられた。
私は、耐え切れなくて体を仰け反らせる。
「っ・・・ぁ・・・。」
体が粟立つ。
クラヴィスの指が私のものを擦りあげる。
先端から雫が零れ始めるのを感じる。
前と後ろの愛撫に思考が侵される・・・。
「いいのか?」
尋ねられたその言葉さえ、もうすでに意味をなさなかった。
親指で、先端に愛撫を加えられると、私は限界を迎えた。
「は・・・ぁ・・・ぁ・・・っ・・・。」
肩で息をする。
必死に整えようとしても、けれど、何時までも息は荒い。
そして・・・何も考えられなかった。
中から指が抜かれ、足を持ち上げられた。
それでも、思考は止まったままで。
否、動いていたとしても、何をしようか分からなかっただろうが。
ともかく、私は何も抵抗できなかった。
「あ・・・ぁ・・・ぁ・・・っ・・・。」
指の変わりに、何かが入ってきた。
指と比べ物にならない苦痛。
それに、声が洩れる。
決して流すまいと思っていた涙が、頬を伝った。
体が、緊張する。
「力を抜け、ジュリアス。」
言われても、どうすればいいかなど分からなかった。
緩く首を横に振ると、クラヴィスが苦笑する。
そして、クラヴィスの手が再び私自身に愛撫を施し始める。
「ゃ・・・ぁ・・・ぁ・・・。」
苦痛が和らぎ、快感へと代わる。
それを見計らったかのように、クラヴィスのものが最奥まで進む。
「あぁぁぁっ・・・。」
体を激痛が貫く。
涙が、後から後から零れる。
私は、痛みに仰け反った。
律動が激しくなる。
それでも、やがて体は与えられる快楽を選んだ。
前から与えられる愛撫に、声に喘ぎが混じり始める。
「ぁぁ・・・ぁ・・っ・・・ぁ・・・。」
その頃には、クラヴィスのものも体積を増していて。
「愛してる。」
その声とともに、中で欲望が解放された瞬間、ジュリアスも精を放っていた。
はい、強姦物です。(ぇ)
まぁ、そこへいく経緯も考えてたりしたのですが・・・。
いりますか?(爆)
とりあえず、クラヴィス→ジュリアスといった感じです。
クラジュリ終わってホッとしていたり。
これで、ランディ様に移れるv(笑)
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