傷
どうしてこんな事になったのだろう?
初めて会ったとき、確か、いけ好かない奴だと思った。
それがいつの間にか、友情が芽生え・・・。
そして、気付けば肌を重ねるようになっていた。
上に頼久がのしかかってくる。
長い指が、俺のシャツを捲し上げた。
日焼けしてい無い部分が、頼久の目に映る。
「っ・・・。」
俺は何だか恥ずかしくなって、視線をそむけた。
その瞬間、頼久が俺の胸の飾りへとキスをする。
「う・・・っ・・・。」
濡れた舌を、堅くなった胸の突起の先端を往復する。
それだけで、俺は体を仰け反らせた。
チュッっとワザと音をたて、頼久が胸を吸い上げる。
もう片方の胸を指先がくすぐる。
びくっと体が震えた。
頼久が微笑を浮かべ、俺のズボンと着物を剥ぎ取っていく。
「・・・っ・・・。」
下着の中へ手が入ってくる。
俺は思わず息を飲んだ。
そのまま、俺のものを頼久が握る。
指先が、先端を愛撫する。
「う・・・っ・・・ぁ・・・。」
声が洩れる。
一瞬の間を置いて、頼久が俺の下着さえも奪い去る。
両方の手が、俺の両方の胸を愛撫する。
体に細かい震えが走る。
「ぅ・・・っ・・・ぁ・・・んっ・・・。」
俺の先端から雫が零れた。
雫が俺のものを伝っていくのがやけにリアルに感じられる。
頼久が俺のものの側面へキスをする。
「や・・・ぁ・・・。」
抵抗の言葉は、けれど、快感にかすれる。
くすりと笑みを洩らして、頼久がそのまま側面へと舌を這わせる。
そして、一気に口の中へと咥え込まれる。
「は・・・ぁ・・・っ・・・ん・・・。」
側面を指で扱かれ、先端を唇で愛撫される。
くちゅくちゅと、湿った音が部屋へと響いた。
快感に我を忘れそうになる。
「頼久っ・・・もう・・・っ・・・。」
限界が近い事を伝える。
すると、頼久が、俺のものをきつく吸った。
「く・・・っ・・・ん・・・っっ・・・。」
限界が訪れて、体が震える。
ごくりと頼久が俺の出したものを飲み込んだ。
正気なら赤面するような場面。
けれど、今の俺にまともな思考力は無い。
肩で息をし、力の入らない俺の膝を、頼久が持ち上げた。
そのまま、足が高く上げられる。
「やめ・・・っ・・・。」
抗議の声を洩らす。
けれど、そんな俺にお構いなしに、頼久が、俺の最奥の蕾へと舌を這わせた。
「ゃ・・・ぁ・・・く・・・っ・・・。」
舌が、中へ入ってくる。
抵抗しようにも、体に力が入らなかった。
そのまま、たっぷりと唾液を送られる。
不意に舌が抜かれ、代わりに頼久の長い指が中に入ってきた。
優しく中を掻きまわされる。
甘い疼きが、じわじわと湧き出てきた。
俺のものが、再び熱を持つ。
ある一点を頼久の指が突いて、俺の体に痙攣が走る。
「そこ・・・っ・・・や・・・め・・・ぁ・・・。」
けれど、頼久はそこを狙うかのように突く。
無我夢中で首を横へ振る。
しょうがないな・・・。
そんな呟きが聞こえて、指が抜かれた。
次の瞬間、頼久のものが俺の中へと入ってくる。
「は・・・ぁ・・・ふ・・・っ・・・。」
圧迫感が、全身を支配する。
俺は思わず身を竦めた。
「天真・・・力を抜け・・・。」
そう言って、頼久が俺のものへと愛撫を再会する。
ゆっくりと、力が抜けていった。
それを狙って、頼久が最奥まで入ってくる。
「あぁ・・・ぁ・・・っ・・・。」
「愛してる・・・天真・・・。」
耳元での囁きに、頷きで返して。
抽送を始めた頼久の背中へ腕をまわす。
傷跡へ触れた時に頼久の体が少しだけ震えた。
それを少し嬉しく思いながら・・・俺と頼久は一緒に限界を迎えた。
遥か第2弾。
書いてみたいなぁと思っていたCPなのですが・・・。
ただのエロになってしまいましたよ。(汗)
そんなこんなで、タイトルを考えるのに凄く時間がかかりました。
結局、無難に『傷』。
頼久の傷のこと・・・なのですが、傷あったのって頼久だっけ?(爆)
頼忠だった気が・・・。(汗)
まぁ、気にしないで下さい。(爆)
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